学生ローンのサービス

学生ローンは休み明けよりも火曜日~金曜日の方が実は審査が通りやすかったり、枠を広げて貰える可能性が高い。
また、返済の実績によって会員ランク制度を設けている場合も、同様に火曜日~金曜日にかけての方が特典を得られる可能性が高くなる。
学生ローンでは会員ランクは自動で上がるものではなく、条件を満たしている状態で、電話連絡があった場合に適用となるケースが多い。

これらはなぜ月曜日がダメかというと、スルーされやすいのである。
月曜日や祝日明けは金融関係全般で多忙の日だ。
曜日別に新規申し込み者数や全体の貸付数をグラフ化した場合、確実に月曜日がズバ抜ける某グラフが描かれる。
月曜日以外では、給料日となる25日や月末なども多忙記にあたる。

このような時期とそれ以外の日で、なぜ利用限度額の見直しや会員ランクUPに影響が出るかだが、多忙と密接な関係がある事はあまり知られていない。
学生ローンは、休み明けは矢継ぎ早にお客が殺到し、従業員はパニックにも近い状態となる事が多い。
接客は来店客だけではなく電話も鳴りっぱなしとなる。
このような状況で、いちいち枠の見直しや会員ランクUPを、積極的に学生ローン側から行動を取る事はないのだ。
もちろん、そのような問い合わせがあればきちんと対応するが、他の用事で訪れた(あるいは電話をかけた)お客に対し、余計な仕事をする事はないのである。

●月曜以外のウイークデー
ところが、月曜以外のウイークデーは、一転してヒマになる事が多い。
何もする事がない状態が続くのだ。
このような時にお客が残高確認等、他の用事で連絡をしてきた場合、ついでに枠の見直しが行われたり、会員ランクのUPが行われたりするのである。
では、ヒマな時期にサービス該当者を抽出し、自動でサービスの適用を実施することはできないのか?という疑問も出てくるところだが、これにはいろいろと事情があってできないのである。
その事情とは、仕事量があまりにも膨大であり、簡単にできることではないこと。
また、サービスはあくまでもサービスであって、必ず実施しなければいけないものではない。
さらに、全てにおいて金利引下げやその他のサービスを実施してしまっては、大きな減収となって経営に影響を与えかねない。
このような理由から、学生ローンでのサービス適用は、基本、条件を満たした状態で本人から請求があった場合のみ適用されるケースが多いのだ。

●多忙期は自分から請求する
上記で説明した通り、金利引き下げや利用限度額の増額など、サービスの一環となる業務については月曜日以外の方が有利だ。
しかし、どうしても月曜日や祝日明けになってしまう場合も出てくるだろう。
このような時は、自分から請求をすればサービスは受けられる(条件を満たしている事が必要)

以上、学生ローンが扱うサービスについて、少し違う角度で解説をしたが、自分から切り出さないと3年も4年も放置というのはザラである。
通常、1年ごとに会員ランクがUPするが(会員ランクのUPは金利の引き下げも実施される)、4年も放置されれば3年間損をする事になる。
心当たりのある方は、早めに学生ローンに問い合わせをするようにした方が良いだろう。